未来志向法に対峙する方法が問題解決手法です。
問題解決手法は、現状の問題点を解消し、あるべき姿を実現しようとする方法です。この方法は、現在採用しているシステムやモデルを前提として改善を図るもので、「同質的成長」を図る方法と言ってもよいと思います。
一方、未来志向法は、現状のシステムやモデルから飛躍した、「断層的発展」を目指す方法と言えます。しかし、現状のシステムやモデルから自由になるというのは、とても難しいことです。
イメージ・ナビゲーション思考法では、イメージによる抽象化・具象化で、この困難を克服しています。システムやモデルの機能を考えるのではなく、そもそもシステムやモデルを考案した時の思いや実現したい価値に立ち戻って考え直そう、というアプローチと言えます。
イメージを浮かべるという行為は、全感覚・感情を使って意味を捉える抽象化作用と言えます。そこからメッセージを汲み取り具象化することで、新しいシステム・モデルに至ることができます。
■ビジョン作成プログラム。
・経営ビジョン、事業部門ビジョンを作成するプログラムです。
経営理念、社会の変化動向を踏まえ、本当に求めている未来ビジョンを作成します。
・個人に適用しますと、自分が本当にやりたいキャリアビジョンを明確化するプログラムとなります。
■アイデア創造プログラム。
・アイデア創造には、ブレーンストーミング、SCAMPER、コトラーのマーケティング思考法などがあります。しかし、既存モデルから自由になるのは、なかなか難しいです。
・イメージ・ナビゲーション思考法では、感覚・感情を研ぎ澄まし、心の奥底から浮かぶイメージを使うことで、モデルフリーを実現します。